こんにちはドリーです。
今回は芝生について書いていきます。
我が家の庭に芝生を育てていて今年で4年目になります。
品種はTM9という気持ちお高目な芝生です。
なぜTM9にしたかというと
- 通常の芝生(高麗芝)より育ちが遅い
- 芝刈りはシーズン中は2~3回でOK
ということで決めました。
そもそも私はあまりマメな方ではないため、できるだけ芝生に時間をかけたくなかったんです。
(でも芝生の庭には憧れる)
ただ育ててみると芝生は奥が深く、TM9だったとしても色々とメンテナンスが必要で今でも苦労しています。
(その辺りは次の機会に載せます)
あちこちに黒い塊が
前置きが長くなりましたが
最近このような塊が芝生のあちこちに見られるようになりました。


原因は「ミミズの糞塚」というもので、ミミズたちの糞ですね。
ミミズ自体は土を耕してくれるのでありがたいのですが、糞塚周辺の土のpHバランスを崩して病害の原因になったり、芝刈り機の刃を傷つけたり、なにより見た目が悪い!
最初は水やりのついでに一つ一つ崩していましたが、だんだん数が増えていき、最近は毎日20か所以上新しく糞塚が発生するしまつ。
そこで対策するために今回購入したのがこちら

椿油粕(つばきあぶらかす)!
中身はこんな感じ

ペレットタイプでにおいも特にありません。
この椿油粕は天然有機肥料のため自然にやさしく、溶け残っても芝生を傷めることはありません。
※説明書には
「魚毒性があるので池や川に流れ込む場所で使用しないで下さい」
と注意書きがありました。
有機肥料といっても窒素・リン酸・カリウムは少量しか含んでいないようなので、これだけでは肥料としてあまり期待できません。
なぜミミズ対策になるのか
さて、なぜこの椿油粕がミミズ対策になるのかですが、椿油粕には「サポニン」という成分が含まれていて、このサポニンには海面活性効果(洗剤みたいなもの)があり、ミミズを覆っているのぬるぬるを洗い流す効果があるようです。
ミミズ達はぬるぬるが取れることを嫌がり、地表に出てくる。
という仕組みです。
椿油粕(サポニン)自体には殺虫効果がないため、地表に出てきたミミズ達を捕まえて死滅させる必要があるので、ミミズ自体を見たくない・触りたくないという人には向いていません。
地表に出てきたミミズ達は太陽光の紫外線によっても死滅しますが、干からびたミミズの処理も、、、ねぇ。
使い方
使い方は至って簡単。
椿油粕を蒔いて水で溶かすだけ。
(少しくらい溶け残っても問題なし)
使用するものは、
- 椿油粕
- 水圧のあるホース+散水ノズル
(これ重要) - 撒くためのスコップ
(手づかみ派であれば不要) - 手袋
(手荒れ防止) - マスク
(細かい粉が舞う場合のため) - 割り箸
(ミミズ捕獲用) - 小さなバケツ
(ヨーグルトの空き箱でも可)
(ミミズ捕獲用)
では散布開始!
1㎡あたりに50~100gの椿油粕を蒔いて、勢いよくシャワーを当てるように散水していきます。
溶けにくいので
最初はペレット状のモノをふやかすイメージで、
2回目にふやけたモノを溶かすって感じで数回に分けて散水するといいですね。
1回目の散水(ふやかすイメージ)

2回目の散水(溶かすイメージ)

サポニン成分の効果でみるみる泡が立ってきます。(シャンプーみたい)
多分ジョウロでも成分は溶けだすとは思いますが、ホースの方がおすすめです。
2回目の散水を終えて地表を見ると。。。
ミミズが大量に地表に出てきている!!!
引くほど出てくる!!!
写真に撮ってみましたが、さすがにアップするのはやめておきます。
割り箸を使って素早く小さなバケツに捕獲。捕獲。捕獲。捕獲。
キリがないくらいの大量捕獲。
これを庭全体に行うと思うとゾッとするが始めてしまったものはしょうがない。
蒔いて、散水、待って、捕獲、蒔いて、散水、待って、捕獲、、、
(無限ループ)
結果
約4時間の中腰地獄を経てミミズは大小合わせて こぶし1つ分ほどの量を捕獲。
思った以上に捕獲してしまい戸惑ってしまいました。
散布回数は年2~3回(春・梅雨・秋)がよいようですが、今回の散布で使い切ったので、一旦はこれで様子をみて、また糞塚が出てきたら散布を考えることにします。
(使用期限は特にないようですが、購入から1年程度で使って下さいと書いてありました。)
翌日芝生を見ると糞塚が1つもありませんでしたので効果あり(大あり)ですね。
ちなみにこの椿油粕、ナメクジ対策にもなるらしく、その場合はナメクジが出そうな場所に散布するだけで効果があるようです。
(溶かさなくてもOK)
最後に
今回の椿油粕は「松浦商店」(https://matsuura-syouten.co.jp/)様から購入しました。
発送の際には使用方法の説明書もつけてくれたのですごく助かりました。
今日もブログを読んでくれてありがとうございます。
少しでも皆さんの参考になればうれしいです。